貴方は嘘つき
私も嘘つき
構成物質
快晴の最中のビル群はおそらく砂漠よりタチが悪い
暑いだけ。時折吹く風も熱い
そしてその風は地熱も吹き上げるから更に暑い
なんて、酷い連鎖
どこを取って表現しても田舎とは絶対に言えないこの場所は
主にビルで構成されている
高く高くを目標に建っているそれらは
いつかはこの空を覆うのではないのかと勘違いさせるほどまでに
高く密集している
しかし本当にこの場所はビルで構成されているのだろうか
いや、コンクリートだ、とかそういう話ではなく
人で構成されているのではないのだろうか、と提案してみたい
誰に?・・・誰かに
そうではないだろうか
現にこの場所は人で埋め尽くされている
歩道はもちろんのこと
車道もだ
車道が車で構成されているだなんて勘違いもいいところだ
その車を運転しているのも、それを作ったのも間違いなく人だ
けれど、もう少し奥に詰めて考えてみよう
その人を構成しているのは何だ?
多くは水分だ
物質的な話をすればだが
しかし物質的なものと非物質的なものを同時に考えたら多いのは
まちがいなく非物質的なものであろう
そこで考えたのだ
非物質的なものの大半は何なのだろうか、と
そして結論はこうだ
人の非物質的なものの多くは“嘘”だ、と
嘘のついたことのない人なんて居ない
そしてそのついた嘘の為に嘘をつかなければならない
つまり、嘘で塗り固められて人は構成されているのだろう
どうだろう?
間違っていないだろう?
「・・・いや、十分におかしいだろう」
彼は明らかに呆れた顔で此方を見て言った
「所々の話の転換が変だ」
「そうだろうな」
「あぁ、納得するのか」
「当たり前だろう。自分でも繋ぎがおかしいことくらい気付いている」
「それだったら・・・」
不審な目で見られた
そうさ、分かった上で言ったのだ
「けれど・・・」
「何か言ったか?」
「・・・・・・いいや」
けれど結末がおかしいとは思っていない
この世界は“嘘”で構成されているのだ
だから
貴方は嘘吐き
私も嘘吐き
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わけの分からない話
要は皆、嘘吐きという話
自分でもめちゃくちゃ言ったなぁ、なんて
でも、こんなわけの分からないことを語り合うのが好きなんですよ
一般的に論点のずれた話をするのが
例えば、何故、数字はあの並びなのか、とかね
だけど、誰も居ないのがネタ落ち
お粗末さまでした
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